接続表現
- 第一グループ『付加・選択・換言・例示』
- 第二グループ『対比・転換・補足』
- 第三グループ『条件・譲歩条件・理由・帰結』
対比―複数の事柄を比較対照する。(AとBは同じ重み)
転換―前に述べたこととは逆方向の内容を主張する。(B(後)が重要)
補足―前で述べたことに対して、説明を補ったり、例外を示したりする。(A(前)が重要
転換―前に述べたこととは逆方向の内容を主張する。(B(後)が重要)
補足―前で述べたことに対して、説明を補ったり、例外を示したりする。(A(前)が重要
練習
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- 「スポーツジム」と「フィットネスクラブ」の違いは設備である。「スポーツジム」は、筋肉トレーニングを行う場所である。(しかし)、「フィットネスクラブ」は筋肉トレーニング器具に加え、ヨガやプールなどの多目的な設備がある場所であり、そこに違いがある。対比
- 人物は好い(でも・しかし・が),少し頭が悪い。転換
- 後輩を慰めた。(でも、しかし、が、ところが)その一言が彼を怒らせてしまうとは(思わなかった)。転換
- 遠足のおやつは500円まで。(なお(尚)・ちなみに)、バナナはおやつには入りません。補足
- 「昔は高かった」と言われもする。(ところが・が)、「昔よりも今の方が高い」というデータもある。転換
- 芍薬は草である(が)、牡丹は木である。対比
- 担々麺を注文した(が・のに)、雲吞麺が出てきた。転換
- 働きたくない。( )、働かない訳にもいかない。転換
- 紫外線は体内でビタミンDを作る。( )、浴びすぎると皮膚がんの原因ともなる。補足
- 理容師は顔剃りができる。( )、美容師は原則として、顔剃りはできない。対比
- 物凄く頑張ってダイエットをした。( )、2キロ太った。転換
- 「ナイル」はアラビア語で「川」という意味なので、「ナイル川」は「川川」になるらしい。( )、ネットの情報だから、本当かどうかは分からない。補足
出典:『大人のための国語ゼミ』(野矢茂樹)
1.「また」
「同様に」という意味で事柄を並列・列挙して使う
「加えて」という意味で別の事柄をつけ加えて使う
「あるいは」という意味で使う
ので、2の「加えて」の使い方と間違えやすいが、対比の「しかし」がより適当である。
4.「しかも」
「添加」という意味で前の事がらに、後の事がらを付け加えて使う
ので、後文で不足している情報を補っているので、補足の「なお」がより適当である。
on the other hand
by the way=ところで
by the way=ところで